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国際基督教大学の建築群(本館、ディッフェンドルファー記念館、教会堂、図書館、理学館、教職員住宅)
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カテゴリー:教育
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設計:ヴォーリズ建築事務所:ディッフェンドルファー記念館
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設計協力等:本館: 中島飛行機、設計本館:大倉土木設計主任加倉井昭夫(製図印による)、大学本館化増築改修設計(1949~50):ヴォーリズ建築事務所(その後工事進捗に伴い設計変更)、礼拝堂: 第一期ヴォーリズ建築事務所、図書館: レーモンド建築設計事務所、理学館: 稲冨建築設計事務所大学本館化改装工事基本計画設計(1948):大成建設吉家光夫(製図印による)礼拝堂: 第二期(増築改修工事)レーモンド建築設計事務所
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竣工年:1944
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増築等:1944~72年の間に順次完成
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所在地:
東京
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国際基督教⼤学の歴代の主任建築家によって共有されてきた価値観に基づいて建設された,建学の理念を今に伝える歴史的建造物群である。国際基督教⼤学は戦後の⽇本に⾃由な⼤学教育をもたらすことを⽬的に、国際協⼒の基に開設された⽇本で最初の四年制教養学部⼤学であり、軍需施設であった中島⾶⾏機三鷹研究所の跡地を⾃由・⾃治と科学教育,国際化に⽴脚した⼤学施設へと転換した経緯を持つ。⼤学設置に際し,建学の理念に対応する施設として,⼤学本館,教会会館(学⽣センター),礼拝堂,図書館,理学館、教員住宅、学⽣寮等が計画され,それらは3名の主任建築家(ヴォーリズ,レーモンド,稲冨昭)のリレーにより20年近い時を経て,本館,教員住宅,ディッフェンドルファー記念館(現:ディッフェンドルファー記念館東棟),教会堂(現:⼤学礼拝堂),図書館(現:図書館本館),理学館として実現した。初期キャンパス計画を現在に伝える記念碑的モダニズム建築群であり,⼤学キャンパスにおいて豊かな歴史的環境を形成している。2025年に教員住宅No. 346, 365(ヴォーリズ建築事務所設計), No. 482,483(レーモンド設計事務所設計)が追加選定された。
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追加選定:2020年度国際基督教大学の建築群(本館、ディッフェンドルファー記念館、教会堂、図書館、理学館)として追加選定。2025年には教職員住宅が追加選定された。
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文化財情報:登録有形文化財
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文化財情報詳細:ディッフェンドルファー記念館・東棟
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docomomo選定年度:2016、2020、2025
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登録有形文化財:2022