registration 日本におけるモダン・ムーブメントの建築
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146 佐世保無線電信所(針尾送信所)無線塔1号塔・2号塔・3号塔および通信局舎(佐世保海上保安部針尾送信所)
- 臨時海軍建築部(吉田直)
- 臨時海軍建築部
- 1922年(大正11年)に完成した、鉄筋コンクリート構造の3本の無線塔とこれらを円周とする円形の中心に位置する通信局舎である。設計と施工には佐世保を鎮守府とする海軍の臨時海軍建築部に所属し、鉄筋コンクリートの日本への導入に寄与した真島健三郎博士と技師の吉田直が担当した。日本においては、鉄筋コンクリート構造として再初期の工作物であり、高さが135m、脚柱直径は12mを超え、厚さは76cmに及ぶ。1997年に隣接して無線塔がつくられたため、現在は使用されていない。近代日本における鉄筋コンクリート技術の発展史を研究する上で、歴史的、技術的価値が非常に高い。
- 1922年
- 長崎