2019年7月6日に開催された火山研究所選定プレート贈呈式・見学会の報告です。
1 開催日時
2019年7月6日(土) 13:00~15:30
2 参加者
(1) DOCOMOMO Japan 理事
大宮司勝弘、笠原一人
(2) 京都大学火山研究センター
京都大学大学院理学研究科 大倉敬宏先生
(3) その他 7名
3 次第
(1) 京都大学火山研究センター
13:00~14:00 建物内自由見学
14:00~14:05 選定プレート贈呈式
(2) 東海大学阿蘇キャンパス
14:45~15:30 1号館を屋外から見学
4 所感等
熊本地震における2度の震度6を経、大きな被害を受けるも倒壊することなく耐えている京都大学火山研究センターについて、復旧工事直前の機会に見学をさせていただいた。被害の大きい1階部分、ほぼ損傷がない上層階の端正な意匠など見学箇所が多く、予定していた時間をオーバーして見学することとなった。見学後はDOCOMOMO Japan理事の大宮司・笠原より、京都大学火山研究センターの大倉先生に選定プレートが贈呈された。
東海大学阿蘇キャンパス1号館は、「熊本地震により建物下に大きな断層が走ったにもかかわらず倒壊せずに残っている建物」として、熊本県が買い取って震災遺構として断層と一緒に保存されることとなったが、熊本県に所有権が移る直前に東海大学から許可を得て見学をさせていただいた。地震の規模の大きさが窺い知れると同時に、建物の堅牢さに想いを馳せることとなった。
東海大学阿蘇キャンパスから京都大学火山研究センターを臨み、同センターが建つ丘が大きく崩落している様子を俯瞰でみて、建物を復旧して使用される京都大学に、改めての敬意を感じた。