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ドコモモセミナー 幻庵をつくらせたもの−幻庵・世田谷村とひろしまハウス

2010年09月29日

ドコモモ・セミナーも4年目を迎え、今年度は「モダニズム建築 住宅という舞台」というテーマを掲げ、下記のプログラムによりセミナーおよび見学会を開催することになりました。
住宅はまさにモダニズム建築の主戦場でした。人びとが暮らす生活空間の改善、それこそモダニズムの建築が目指したものといえるでしょう。とくに1970年前後の時代は、社会情勢も大きく変わり、建築家たちは小住宅に取り組むようになって独特の作品群が生み出されていきました。
この時代を画する二つの住宅作品、「幻庵」と「塔の家」について、今年度はセミナーと見学会をそれぞれ企画しました。いずれも、戦後の日本社会の大きな転換点にあって、狭小な住宅を舞台に社会に立ち向かおうとした建築家の思いと夢が込められています。当時一体なにが目指され、建築家たちはなにを主張しようとしていたのか、時代状況も含めあらためてうかがっていきたいと思います。
また、本セミナーの企画・運営側から、「近代住宅史とモダニズム」と題して大川三雄先生にご講演いただきます。日本の近代住宅の歴史を振り返っていただき、そのなかでのモダニズムの位置づけについてお話いただきます。
「幻庵」と「塔の家」については見学会も予定しており、通常は見学不可ですのでぜひこの機会にご参加いただき、その内部空間を味わっていただきたいと思います。

ドコモモセミナー2010:第1回案内(PDF)
ドコモモセミナー2010:全体プログラム(PDF)