• no.307
  • 岩崎美術館

    • 現名称:岩崎美術館 本館・管理棟・工芸館
    • カテゴリー:展示
    • 設計:槇文彦
    • 設計協力等:岩崎美術館構造:木村俊彦構造設計事務所岩崎美術工芸館構造:花輪建築構造設計事務所
    • 施工:間組
    • 竣工年:1979/1983/1987
    • 所在地: 鹿児島
    • 岩崎美術館、岩崎美術工芸館は、建築家槇文彦がヴィラをイメージし、岩崎與八郎のプライベートコレクションを個人邸で鑑賞するような空間を創出した。展示室にはマッキントシュのウィロー、コルビュジエのLC1、ジオ・ポンティのスーパーレジェー等の椅子が配置され、個人宅のリビングルームの様相を呈している。一方、現在はオープンされていないが、エントランスのオマージュとして設けられたクロス十字の鉄骨をくぐり庭園彫刻庭園を巡ると、岩崎美術館のシークエンスを体感することが可能である。自然光を導入するために設けられた上部の鉄骨とガラスのキューブは、この岩崎美術館のデザインの特徴となっている。北西に配置された管理棟別館は、ピロティ状の通路で結ばれ、館長室・学芸員室があり、地下通路で結ばれている岩崎美術工芸館は、湾曲したキャノピーや格子状のスクリーンが設けられ、美術館とは一部異なったデザインを見ることができる。槇文彦の70年代のデザインからの移行期のデザインを、3つの建築とランドスケープから体感できる貴重な場所である。
    • docomomo選定年度:2026