- no.099
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代官山ヒルサイドテラス
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カテゴリー:複合
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設計:槇文彦 / 元倉眞琴(ヒルサイドテラスアネックスA棟、B棟のみ)
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施工:竹中工務店
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竣工年:1969
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増築等:1969年以降順次完成
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所在地:
東京
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旧山手通り沿いの風景をつくり出しているヒルサイドテラスは、ひとりの建築家により長年かけてデザインされてきたものだ。60年代最後に始まるこの計画において、「アーバン・ファサード」、「シティー・ルーム」などのアーバニティーの概念が提案され、都市と建築の段階的なつながりを可能にする様々な試みがなされている。
2025年に追加選定されたA棟、B棟は2棟ともヒルサイドテラスに付属するテナントビルである。1階に駐⾞場、2階以上はアトリエ型のテナントスペース。ヒルサイドテラスの南端に位置し、周辺に⽴ち並ぶビルとのスケール感を調整しつつ、アイストップとなることが意図されている。設計者の元倉眞琴は槇事務所勤務時にヒルサイドテラスD、E棟の担当者で、朝倉家がアネックスの設計を依頼するにあたり槇の了解を得た経緯があり、槇の著作でも⼀連のプロジェクトとして位置付けられている。
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追加選定:100選として代官山ヒルサイドテラス第1期を選定。2017年度代官山ヒルサイドテラス2期以降、ヒルサイド・ウエストを追加選定。2025年にアネックスA棟、B棟を追加選定。
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docomomo選定年度:2003、2017、2025