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registration 日本におけるモダン・ムーブメントの建築
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- 内藤建築事務所(内藤資忠)
- 小牧建設
- 鹿児島県産業会館は、鹿児島県の商工界の中核となり高度成長期の鹿児島を象徴 する業務系複合用途の建築である。地下1階地上7階の鉄筋コンクリート造(一部鉄骨造) で、事務所用途だけでなく、多目的ホール、物産館が複合され、当時の鹿児島県の商工界の 状況を今に伝える貴重なメモリアルである、技術的には、事務室の床が設計者の内藤資忠が 特許を取得していたスラブの曲面版工法で造られ、その他にも各所に 1960 年代のモダンム ーブメントの工法や材料が多数確認される。全体の形態は、ホールや事務所部分が打放しの 柱梁で支えられ、それらが宙に浮かぶ様にデザインされ、ホールや事務所の機能がそれぞれ のボリュームとして表現されている。1階ピロティ柱等の部分的なデザインも秀逸で、鹿児 島における 1960 年代のモダンムブーメンの代表作として評価され、文化庁鹿児島県近現代 建築緊急調査においても貴重な建築として位置づけられている。また、設計者の内藤建築事 務所(内藤資忠)の作品としても、現存する貴重な建築の一つである。
- 1965
- 鹿児島