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registration 日本におけるモダン・ムーブメントの建築
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直島文教地区(直島町立直島幼児学園・直島小学校・直島中学校・直島町民体育館・武道館・町民グラウンド)(現:直島文教地区(直島町立直島幼児学園・直島小学校・直島中学校・町民グラウンド))
- 石井和紘建築研究所+難波和彦
- 大成建設
- 石井和紘の直島町建築の最初のシリーズであり,「幼保一元化」「幼小中一貫教育」を目指す直島町文教地 区計画に基づき整備された一連の施設群である。地域として子どもを育てる環境を実現するため,文教地区 内は施設間に物理的な境界を設けず,地形の操作によって緩やかな領域設定が図られた。また,当時まだ 文部省も慎重であったオープンスクールの考え方をとり入れたのは,子どもと町民の施設共用による経費削 減と,地域交流を促すためでもあった。造形的には,山あいにある平地という地形を生かした形で文教地区全 体のランドスケープを整え,各建築自体も地形化して周辺との調和を図っている。また,小学校は背景の山と 相似する形を置き,幼児学園は谷に 4 つの塔を置き,中学校は谷筋のコロネードがうねうねと続く造形とし て,各施設の存在感と全体性を両立させることに成功している。
- 1970~1983
- 香川