registration 日本におけるモダン・ムーブメントの建築
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171 武蔵嵐山カントリークラブ (現 嵐山カントリー倶楽部)
- 天野太郎研究室
- 白石建設
- 構造、機能、空間が一体的に結びついたデザインが武蔵嵐山カントリークラブの特徴である。一般に天野がライト風から脱した作品として位置づけられるものの、同時にライトの建築の特徴を原理的に咀嚼し、それを天野自らの造形に結びつけた作品であるといえるであろう。 現状は、竣工後に行われてきた度重なる増築により、創建時より外観は大きく変化している。最近、これまでの改修履歴の綿密な調査をもとに、保存改修計画および工事が段階的に進められており、現役のクラブハウスとしての機能性を確保しながら創建時の姿に再生されている。モダン・ムーブメント建築の保存再生プロセスを示す事例としても貴重である。
- 1961年
- 埼玉