registration 日本におけるモダン・ムーブメントの建築
-
188 東京日仏学院 (現アンスティチュ・フランセ東京)
- 坂倉準三建築研究所
- 鹿島建設
- 坂倉準三によって 1951 年に竣工後、1961 年の坂倉による新館増築などを経て現在でも使用されている。構造はすべて鉄筋コンクリート造であり、3 つのセクションで 構成され、完全に独立していて構造法が異なるため、接合部はエスパンションジョイント を用いている。このような主体構造材料、形態の点は東京日仏学院以前の代表作である パリ万国博覧会日本館と神奈川県立近代美術館には見られないものである。また当時の 坂倉の関心であったプレファブリケーションに関する考え方も設計に反映されていると考えられる。建築の細部においても薄いスラブが積層するファサード、特に木製サッシュのカーテンウォールは貴重な事例となっており、重要な作品である。
- 1951
- 東京