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registration 日本におけるモダン・ムーブメントの建築
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- 日本国有鉄道大阪幹線工事局/鉄道会館一級建築士事務所
- 大林組
- 新大阪駅は、東海道新幹線の開業に合わせて竣工した。東海道新幹線の駅舎の建設にあたっては、国鉄設計部が総合計画や「基本的ポリシー」、各地区工事局と民間の建築事務所が個別の駅舎の設計を担当した。「基本的ポリシー」は、駅舎の「ディテールとホーム上家の形式は標準化する」こと、「出来るだけ耐久性のある、石・金属などの材料」を用いること、「上品な渋い色調を基としたデザインで構成すること」を目指すものだった。標準化の手段として、モデュールが採用された。新大阪駅ではプラットフォーム上の柱間は8,000㎜と12,000㎜が採用され、駅舎の外装は400㎜と800㎜の間隔で反復される細いアルミサッシで枠取られたガラスで覆われている。また設計当初から「すべて構造物たる高架橋の内部に設けることを基本とする」との方針があり、高架とプラットフォームと駅舎が完全に一体化するようにデザインされている点にも特徴がある。竣工後、北側にプラットフォームが増設され、インテリアも改装されているが、骨格や南側の外装を中心に、竣工時の姿をよく残している。
- 1964
- 大阪