registration 日本におけるモダン・ムーブメントの建築
-
197 今帰仁村中央公民館
- 象設計集団+アトリエ・モビル
- 新城組、仲里工業
- 沖縄の環境や風土、生活から発想され、今帰仁村の集落や伝統的な民家と環境との関係を読み解いて設計している。象設計集団+アトリエ・モビルの活動の初期作品であり、この設計の際に試みられたことは後に 7 つの原則として体系化され た。276 本の柱によって支えられた大屋根は、各所要室とは分舎され、多くの半屋外空間のある開放的な公民館として日常的に村民に利用され村の中心として機能している。残念ながら木製のパーゴラと植物撤去され、屋根スラブと所要室の間の空間は塞がれてしまい、冷暖房機器が導入されているため、当初のコンセプトを取り戻すためには、さらなる対応が必要であるといえる。しかし他の部分では、設計趣旨を尊重した自発的な手入れが行われている。象設計集団+アトリエ・モビルの批判的地域主義に基づく活動の初期作品であり、その萌芽が垣間見える重要な作品である。
- 選定プレート贈呈済
- 1975
- 沖縄