registration 日本におけるモダン・ムーブメントの建築
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218 不二家洋菓子舗(現・不二家 横浜センター店)
- アントニン・レーモンド、杉山雅則、中川軌太郎(レーモンド事務所)
- 戸田組
- 1930年代のレーモンドはモダニズム建築が多い傾向にあり、戦前の日本における最後の方の作品である。当時使われ始めていたガラスブロックを採用し、水平連続の開放部による開放的で大衆的な空間構成が革新的なデザインであった。藤井の長年の構想である「味のデパート」を実現する建築であり、大衆が好むような明るくモダンなデザインになっている。戦前の貴重なモダニズム建築として価値があり、現在でも使われ続けている。過去に1階部分を中心に改修され、2階に行く階段が区画されると同時に吹き抜け部分に天井が張られている。しかしながら、天井の隙間から上部を見ることができ、オリジナルへの復元が可能な状態であると判断される。
- 1937
- 神奈川