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DOCOMOMOJapan会報34号 特集「震災復興100年」刊行

2023年10月04日

平素は本会活動に御理解、御協力いただきありがとうございます。
会員の皆様全員へ会報34号を郵送完了いたしました。(一週間程度経過してもお手元に届かない会員は事務局へご連絡ください)
本号の特集は「震災復興100年」です。なお、次号35号刊行前までは新入会員の方にもお送りしています。
【会報34号「震災復興100年」】
関東大震災は、災害復興という活動が帝都復興の旗印のもとで衆目を集めた最初の震災だったといえましょう。
罹災者への住宅供給をめざした同潤会のアパートメントハウス、帝都復興のシンボルとなった復興橋梁と復興小学校、犠牲者を慰霊する震災記念堂、そして帝国ホテルが大きな損傷を免れたことで伝説化した建築家フランク・ロイド・ライト。さまざまな復興事業の計画や実施に込められた意思を再確認し、それが 100 年間でどのように受け継がれ、あるいは何ゆえに受け継がれなかったのでしょうか。そうした復興活動のドキュメンテーションを共有していきたいと願い、今回は「震災復興 100 年」を特集テーマにしました。
「日本におけるモダン・ムーブメントの建築」の選定は、本号で紹介する 16 件が加わったことで、280 選となりました。その選定番号 001 は「一連の同潤会アパートメントハウス」です。このナンバリングは、最初の 20 選における建築の完成年順という巡り合わせによりますが、DOCOMOMO Japan が取り組む調査・記録の範囲は、関東大震災からの復興の歳月と重なっていることが示されてもいるのです
【目次】
・創設100年を直前にして同潤会を振り返る ● 内田青蔵
・土木と建築のベストコラボレーション ● 紅林章央
・関東大震災後に生まれた 170 の復興・改築小学校 ● 大橋智子
・関東大震災の記憶を継承する唯一無二の場所 ● 姜明采
・ライトと震災 ● 水上優
・「村野藤吾と長谷川堯」展レポート ● 笠原一人
・「建築家・鬼頭梓の切り拓いた戦後図書館の地平」展レポート ● 山崎泰寛
・三愛ドリームセンター “壊された” 林昌二 ● 安田幸一
・日本芸術 院会館レクチャー・見学会報告 ● 大井隆弘
・三春町と「ひと」と大髙正人 ● 坂田充弘
・会員短信 会員写真展
・2022 年度 DOCOMOMO Japan 選定建築物
・ドコモモ・ジャパンの活動 2022 年10 月~ 23 年 3 月
・新刊書籍案内 ● 関口奈央子